彦根城へ
足が弱っている、と感じる44歳の私。
毎日、室内で施術ばかりしているのが窮屈で無理な人もいるだろう。
僕は全く窮屈ではないし好きだ。
ただ自宅兼店舗としてやっているので、休日くらいは外出したい。
だって通勤もないからね。
で、家族で彦根城へ行ってきた。桜は散っていて、でも葉桜ではなくてそれもまた美しい。
城好きの方の話題によく出る石垣も美しかった。
息子三人ははしゃぎまくり、石段の数を数え、橋の板の数を数えてどうのこうのと楽しかったみたい。
コロナ禍からの解放にはまだ早いが、気分はかなり開放的になってきた。
気兼ねなく外出できる雰囲気になってきたことが嬉しくて、心地よい日差しも相まってウキウキする。
石段を登る疲労感が心地いい。
人は足の衰えから歳をとる。
平地を歩くのではなく、起伏があり重力や体重を感じようなところを歩いた方がいい。
「山道を歩き慣れた人」と「平地ばかり歩いている人」ではエネルギー効率が全然違う。
山を歩いてきた人は強い。
昔の人は一般的には歩くしか移動手段が無かった。
で、歩けていない僕は歩いた方がいいので低い山に登ったり城へ行ったり、三井寺へ行ったりが丁度いい。
天守閣に登って、殿様は一国一城の主としてこの城から時折眺めていたのかな、と妄想する。
彦根城ほど広くも大きくもないけれど、僕は自分の城(治療院)で過ごせていることを、改めて有り難いと思った。
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